このコーナーでは三菱重工、MHPS、舶用機械エンジン他長崎の皆さんの活躍や地元のニュースを伝えます。
1.三菱重工、MHPS、舶用機械エンジン他のニュース
1)長崎造船所の看板(所名、社名ボード)は今? New!
皆さんは最近、長崎造船所を訪問されたことがありますか。今、正門にどんな看板(社名・所名のボード)が掛かっているかご存知
ですか。なかなかご覧になる機会がないかも知れませんね。そこで4月1日時点の写真を送って貰いましたのでご覧ください。
正門左(昔からのプレート) | 正門右(2017年4月1日現在の新しいボード) |
水ノ浦門 | 水ノ浦門 これは懐かしい看板ですね! |
長崎溶鐡所創業からの所名の変遷についてはヒストリー「思い出」の中に掲載していますのであわせてご覧ください。
社名のボード撮影時、正門にはマラソン部井上大仁選手の世界陸上代表決定を祝う横断幕が掲げてありました。
2)三菱重工マリンマシナリ株式会社誕生 New!
看板でもお気づきの様に4月1日付で三菱重工舶用機械エンジン株式会社が組織及び社名を変えて三菱重工マリンマシナリ株式会社となりました。
下記ボタンをクリックして社長のご挨拶をご覧ください。
3)次世代クルーズ客船の2番船「AIDAperla」を引渡しNew!
三菱重工ホームページで2017年4月27日 、次世代クルーズ客船2番船「AIDAperla」の引き渡しが発表されました。
三菱重工業は、長崎造船所において建造に取り組んできたアイーダ・クルーズ(AIDA Cruises)向け大型クルーズ客船の
2番船「AIDAperla(アイーダ・ペルラ)」を竣工、27日に引渡し式を行いました。昨年3月14日に同型1番船「AIDAprima
(アイーダ・プリマ)」の引渡しを行ったのに次ぐもので、これにより当社はアイーダ・クルーズから受注した大型クルーズ
客船2隻の建造を完了しました。AIDAperlaは5月初旬にスペインのマヨルカ島に向けて出航する予定です。
引渡し式には、船主側からマイケル・タム(Michael Thamm)コスタ・
グループ社長ならびにフェリックス・アイヒホーン(Felix Eichhorn)
アイーダ・クルーズ社長、当社からは取締役社長の宮永俊一ならびに
取締役副社長執行役員インダストリー&社会基盤ドメイン長の木村和
明が出席し、各々の代表者が引渡し書類に署名しました。また、関係者
立会いのもと、フラッグチェンジセレモニーが開催され、船体の後部に
掲げられている旗が日本国旗からイタリア国旗に替えられました。AIDAperlaは、昨年3月20日に進水し、順調に艤装工事を行ってきたもの
です。マヨルカ島を6月1日に出港し、ファーストクルーズに就く予定です。また、マヨルカ島にて6月30日にAIDAperlaの命名式(Christening
Ceremony)が行われ、欧州でお披露目されます。
AIDAperlaは、総トン数約12万5,000トンで、全長300m、18のデッキを有する大型客船です。船内には、開放型3層吹き抜け
多目的シアター、レストラン、バー、ショップ、サウナ、ディスコ、カジノなど数多くのパブリックスペースとビール醸造設備を
有し、最上層には、プール設備に大型フォイルドーム天井を採用した区画が2ヵ所有り、そのうち1ヵ所にウォータースライダー
設備を備えています。そのほか、アイススケートリンクにも変わるスポーツデッキも有ります。総客室数は1,643室で、AIDAブラ
ンドの客船としては最大を誇ります。
さらに、当社独自の「三菱空気潤滑システム(MALS:Mitsubishi Air Lubrication System)」(注1)を搭載し、燃費性能を向上させて
います。その他、ポッド推進装置(注2)、LNG(液化天然ガス)燃料供給装置、最新の排ガス浄化装置、排熱利用によりエネルギー消費を
抑えた空調システムなど、世界最先端の省エネ技術、自動化・省人化技術を採用しながら、安全性を兼ね備えた環境技術を結集する
次世代の客船で、アイーダ独自のクルーズ体験を提供するためのさまざまな仕様が盛り込まれています。
(注1)三菱空気潤滑システムは、ブロア(送風機)を使用し船底から吹き出した空気が、細かい気泡となって船底をカーペットのよう
に覆うことで、航行時の船体と水の抵抗を減らし、省エネ・CO2削減を実現する当社独自のシステム。
(注2)ポッド推進装置は、電動モータを内装するポッドと呼ばれる繭(まゆ)のような形状に取り付けられたプロペラを回転させる
推進システム。燃料消費量を抑えるほか、ポッドそのものが回転するため操船性が良く、プロペラ軸がなく振動、騒音が小さくなり
ます。また、船内配置自由度が向上するなどの効果があります。
AIDAperla の主要目
総トン数 約12万5,000トン
全長 300m
船幅 37.6m
デッキ数 18デッキ
総客室数 1,643室
担当窓口:
インダストリー&社会基盤ドメイン
エンジニアリング本部、船舶・海洋事業部
4)LPG運搬船 LEGEND PRESTIGE 命名式 New!
4月14日(金) 長崎造船所 飽の浦岸壁で、アストモスエネルギー殿・日本郵船殿・共栄タンカー殿向けLPG運搬船の命名式が行われ
「LEGEND PRESTIGE」と命名されました。
支綱切断と同時に薬玉が開き、晴れ上がった空に色とりどりの風船があがりました。
主寸法 全長230M 幅36.6M 深さ 21.65M
総トン数 約48,300T
タンク容積 83,000㎥
航海速力 約17.0kn
尚、この船に搭載の「三菱重工マリンマシナリ」の製品はプロペラ/舵取機/発電エンジン用過給機です。
式典 | 航走写真 |
2.地元長崎県・長崎市及び周辺のニュース
1)長崎港クルーズ寄港情報 New!
皆さんは長崎にどれくらいクルーズが寄港しているかご存知ですか。
長崎新聞のホームページにクルーズという欄があり毎日寄港する船が記録してあります。それによると今年に入ってから4月25日まで
115日間に寄港した船は延べ118隻。ほゞ毎日1隻が入っていることになります。多い日は1日に3隻の日もあります。
また長船で建造したサファイヤプリンセスは今年すでに10回以上、飛鳥IIも一度立寄っています。
興味がおありの方は次のボタンをクリックしてご覧下さい。
2) 長崎街角ニュース New! ニュース提供側の都合でリンクが切れる場合がありますのでご了承ください
長崎市上西山町の老舗料亭で国登録有形文化財の「富貴(ふうき)楼」が6月10日で休業