FIT終了や電力料金が高騰のする中、技術者として自分で電力システム（HEMS）を構築して、電力料金の削減の為
活用されている実績をご紹介頂きました。データで管理している辺りは原動機出身の技術魂ですね。（伊藤）

　「菱田発電所の一日」　菱田正志様

　菱田発電所を紹介します。

• 60歳定年退職（2012年）を機会に自宅屋根に太陽光発電を導入
• 2022年年5月に10年間のFIT期間（固定価格買取制度で42円/kWhで東電が買い取ってくれる制度。）満了し
　買取価格が8.5円/kWhに激減するのが悔しくて蓄電システムを導入。

　所謂HEM（Home Energy Management System）です。

• 半導体供給不足の煽りを受け納期がギリギリでしたがFIT満了に間に合いました。
　こんなところにも影響が出ているとは。
• 天気予報などで警報が出るとAIが運転モードを切り替え買電でフル充電へ移行するなど色々してくれます。
• 蓄電池導入に当たり補助金を調べると胡散臭いものも含め多種多様。過去には戸別訪問や電話で蓄電池が
　補助金で無料になりますよ、の類の話も有り、かなり警戒。設置済太陽光発電のメーカが蓄電池もやっていた
　ので直接電話して推奨業者を紹介してもらいました。

　設備投資と回収から考えれば若干のマイナスなので・・・ですが、地域停電していても我が家は電気が
使えること、太陽光発電を自家消費に活用できること、CO2削減への貢献等、まあ気分の問題ではあります。

　又、偶々ですが燃料価格高騰に伴う燃料価格調整や送配電設備利用料金値上げ分反映など電気料金値上げが
予定されており少しは家計圧迫対策になるかな、と。
　皆様のご参考になれば、と思い紹介しました。