皆様からのお便り 「西洋美術を学び始めました」 花澤芳之様

 昨年海外赴任から帰国され、早速入会頂いた花澤芳之様から最初の投稿頂きました。社会人講座を受講され、国内での美術館巡りも
含めて、今後「モダンアート鑑賞」という良い趣味を益々楽しまれる事を期待するばかりです。ご一読下さい。(伊藤)

    「西洋美術を学び始めました」  花澤芳之

長機会の皆様 

 2022年度に新規に入会させて頂いた花澤芳之と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 退職してから何か新しいことにチャレンジしたくなり、手始めに西洋美術について学ぶことにしました。現役時代は出張で
海外に行く機会は多かったのですが、客先や関係先との交渉、議事録の作成、日本への報告と伺いで忙殺され全く余裕があり
ませんでした。ある時某先輩から「仕事熱心は分かるがお客様の国の文化を知ることも大事だぞ。」とアドバイスを受けました。
 なるほどと思い、その後は寸暇を惜しんで近場の美術館、博物館、遺跡を尋ねることにしました。しかしながら知識も少なく、
中学校の教科書にあるような有名な展示物を眺める程度でした。

 退職後色々調べたところ かつて勤務したMビルの近所に新しく出来た「神奈川大学みなとみらいキャンパス」の社会人講座
で「西洋美術史」があることを知り、早速受講することにしました。コロナ禍ではありましたが、対面での講義なので大きな
スクリーンを見ながら講師への質問も可能であり、熱心に受講することが出来ました。前方の席で受講したせいか神奈川大学の
方から大学のホームページに受講者のインタビュー記事を載せるので協力して欲しいと頼まれ他の受講者と共に参加しました。
  (添付「受講生インタビュー」をクリックの上ご覧下さい。)

 アルタミラ洞窟の壁画から始まり、印象派の後期までを網羅した講義で楽しい時間でしたが、大きな気づきとして
「日本の美術館で色々なイベント・展示を行なっており、海外の有名名画を鑑賞するチャンスが沢山ある」と言うことでした。


 コロナ禍で海外旅行はまだ行きづらいですが国内であれば簡単です。
上野の国立西洋美術館、乃木坂の国立新美術館、新宿のSOMPO美術館、
箱根のボーラ美術館、山梨県立美術館、大阪の中之島美術館他に出かけました。
 特に徳島にある大塚国際美術館は世界の名画のレプリカを陶板で作成しており
大変おすすめです。



神奈川大学の新しい講座も春には開始すると思いますので 楽しみに待っている
ところです。今後はモダンアートに親しみたいと思っています。

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 【年明けの国立西洋美術館にて@上野】

       左【ぴあ 美術展2023 →今年の全国の美術展が紹介されていますので参考にして下さい。】 右【箱根ポーラ美術館】

 【アートに興味はあるけど、難しそうで何をしたらいいか分からないといった方も多いのでは。そんな方々の参考になればと、
   2022年の今年から同講座を受ける花澤芳之さんと6年ほど前から受講されている新井智子さんにインタビューに
  ご協力頂き、受講のきっかけや講座の知識の活かし方などをお聞きしました。】

受講生の花澤さん(左)と新井さん(右
(抜粋)
花澤さんは定年退職後、自宅近くで新しいことを始めようと探していた
ところ、同講座を発見。仕事では海外出張が多かったため、隙間時間で
現地の美術館に行ってたこともあり、「今まで見てきた作品の数々の記憶
を、講座を通じて整理したい」と受講。講座で紹介された展覧会は、
学んだ知識が身についているか確認するためにも、自身より美術作品に
ついて詳しい奥さんと一緒に足を運んでいるといいます。最終的には、
近代画や現代アートを理解できるようになることが目標だそうです。