皆様からのお便り  「長崎精霊流しの想い出」 吉岡 眞一様

 長崎精霊流し直後の夜を徹して清掃作業されている長崎市の清掃活動の引き金になったのが吉岡様の小学校の清掃活動だったと言う素晴らしいお話です。(伊藤記)  

      「長崎精霊流しの想い出」      吉岡 眞一 

  8月号の精霊流しの記事を見て思い出した事があります。小生の自宅は馬町と言い、県庁から市役所、諏訪神社の
階段下を通る国道34号線沿いにあり、精霊流しの通り道になっていました。 いつ頃から始まったのか不明ですが、
当時小学校3年生でしたが、馬町の町内子供会の仲間が朝6時頃から集まり、溜まった花火爆竹の残骸を箒で片付け
ました。 6年生の時も掃除をしていた所、町内会の取纏めをしていた方が、長崎新聞に連絡の結果、子供の清掃作業写真
が新聞報道されました。(残念ながら新聞記事は無くなりました)
 長崎新聞の子供会の清掃作業報道が契機となって、街を綺麗にしようと言う子供心が長崎市役所の人に
通じたようです。子供会の清掃作業は規模が縮小され市役所の清掃局がやるべきだという話になったようです。
 清掃作業はかなりの物量で、大変だった記憶が残っていますが、ゴミを放置するのは嫌だという思いの方が強かった
のだと思います。
(当時の写真は残っていないですが、最近の精霊流しの後片付けで夜中を通して清掃作業をする長崎市の活動写真です。
今年は1500隻余りの精霊船がだされ、16日夜中徹夜で清掃作業がおこなわれ、市の清掃作業で約3600万円の費用が
掛かったとのこと。朝には綺麗な道路に戻っており素晴らしい作業だと思います。ご苦労様でした。)