皆様からのお便り 『グラバー邸と長船』 和仁正文様
『グラバー邸と長船』 和仁正文
17年ぶりにグラバー園に行ってきました。グラバー邸はグラバーの息子倉場富三郎から1939年
(昭和14年)に三菱重工長船が買い取り、戦後はアメリカ進駐軍に一時接収されるなどもしましたが、
長船に返還された後、1957年(昭和32年)の長船創業百周年の際に長船から長崎市へ寄贈されました。

その際、長崎市は「維持管理が難しい」と難色を示されたそうですが、入場料をとる運用とする事で翌年から
一般公開が開始され、その後、長崎市内に点在していた洋館を移築してグラバー園が発足、今では長崎市の
観光資源の一翼を担っています。
グラバー邸の庭にあるグラバーの銅像の脇には「グラバー邸と庭園は長崎造船所創業百年を記念して長崎市へ
寄贈された」旨の石碑も設置されています。

グラバー園の頂上にある旧三菱第二ドックハウスからは長崎湾の対岸に長船を望むことができます。

このドックハウス前庭では2007年10月10日に県知事、長崎市長、お客様、パートナー企業、地元関係者、
長船OBをご招待して長船創業百五十周年記念式典も催され、当日の長崎地方TVのニュースなどでも報道され
ました。

《長崎造船所150年史より》
尚、グラバー邸は1863年(文久3年)に建設され、1961年(昭和36年)に国指定重要文化財に、
2015年(平成27年)には世界遺産に登録されています。