長崎Now! 2/2
2)長崎電気軌道、運賃を10円値上げ
長崎電気軌道は、10月1日運賃を10円値上げし140円に改定しました。改定は、2019年4月以来2年半振りです。
値上げの背景には、沿線人口や観光客の減少などで、2020年度の輸送人員は前年度比35%減の約1061万人となり、起動部門の収支の赤字が約3億7600万円となったことがあるようです。
長崎電気軌道の運賃と言えば、100円と思われている方も多いと思います。そこで、運賃の推移を調べてみました。
長崎電気軌道が路面電車の営業を始めたのは大正4年(1915年)11月16日で、運行区間は築町~病院下間でした。
この時の運賃は、一区間1銭でした。この頃の物の値段はコメ10Kgで1円78銭、映画入場料15銭だったそうです。
運賃が100円になったのは昭和59年(1984年)で、平成21年(2009年)10月に120円に値上げするまで25年間100円を維持してきました。
この後は、平成31年(2019年)4月に130円に値上げし、今年10月の140円の値上げとなりました。