皆様からのお便り 「石瀬長船新所長と外野発電プラント事業新責任者との面談」 和仁正文様

 石瀬長船新所長と外野発電プラント事業新責任者との面談
                                      R4.4.7 和仁正文

 四月から第44代長船所長に就任にされた石瀬史朗さんと発電プラント事業責任者に就任された外野雅彦さんにお会いして
きました。
 石瀬さんは昭和58年(1983年)長船火力プラント建設部入社で現在63才。タービン試運転エンジニアとして長らく活躍、
プラント保証技師や発電プラント工事責任者、現地所長など幅広い経験も多く、長船所長就任前は長船の原動機事業の責任者
務められていました。
 所長としての抱負としては、『これから重要となってゆく「脱CO2~地球環境重視」の面をベースとした事業変革を図り
ながら若手育成や長崎地区のいろんな事業分野の共通事項である安全面などを切り口にして長崎としての一体感の再構築
目指したい』との事です。
 更に、機械部門では、「従来から長崎が得意としてきた発電プラントの取り纏め能力を生かして、脱CO2などの事業環境の
変化に対応した分野への進出や新しい事業分野の発掘をしたい」との事で、大きな事業変革の時期をチャンスと捉え、機械部門の発電プラント事業変革への取り組みを支援をして行きたいと言われています。

 外野さんは昭和63年(1988年)原動機技術センター(当時)入社の現在57才。一貫してボイラ設計に従事し、多くの
発電プラントの担当エンジニアや責任者、インドJVのCOOなどを歴任されて、四月より従来から長船が得意としてきた
ボイラ・タービンの発電プラント事業責任者(*注釈)に就任されました。
 地球環境に配慮したCO2削減という、火力プラントにとっては逆風ともいえる厳しい事業環境の中で、『納入既設プラントの
アフターサービス事業を通じて、バイオマス燃料などの燃料転換工事の様な既設老朽設備の改造・更新再生事業などに注力
つつ、固締まり体質の組織運営にて、新たな事業分野の開拓を目指したい。』との事です。

 長船原動機部門が従来から得意としてきた火力発電プラント事業は、世界的な地球温暖化防止という環境の中で、従来型の大型新設案件の事業規模は縮小傾向にならざるを得なくなる訳ですが、石瀬・外野ご両人は共に明るく前向きな性格の持ち主なので現在の大きな事業環境の変化に乗り遅れない様に、新たなる事業分野への進出や創設など、大いなる遣り甲斐を持って事業運営に取り組んで行かれるものと期待しています。

(*注釈)ガスタービンコンバインドプラント(GTCC)は高製が主体、ボイラ・タービン発電プラント
(コンベンショナル火力)は長船が主体で事業運営、そのコンベンショナルの責任者に外野さんが就任しています。

             左から外野雅彦さん 著者 石瀬史朗さん(三菱重工長崎本館 第一会議室にて