長崎Now! 2/2

2)西九州新幹線開業に向けて
これまで長崎Now!で、9月23日の西九州新幹線開業に関する記事を紹介してきました。今月は、2回目の車両の海上輸送、JR長崎駅の新幹線駅舎の一般公開について、長崎新聞の記事から抜粋して紹介します。

<西九州新幹線の車両「かもめ」 2度目の海上輸送>
 9月23日に開業する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の車両「かもめ」が27日、海上輸送で長崎県の佐世保、西海両市間の針尾瀬戸を通過した。
 海上輸送は1月に続き2回目。山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を24日に出発していた。
 27日、朝日に照らされた白い6両を載せた台船が、同瀬戸に架かる西海橋の下を航行。サクラが咲き始めた西海橋公園や橋の上でファンらが写真撮影していた。
 車両は27日午前、川棚港に到着した。

<〝長崎らしさ〟ちりばめた駅舎 9月開業の西九州新幹線 JR長崎駅の新幹線駅舎、1000人じっくり巡る>
 9月の西九州新幹線(武雄温泉-長崎)開業に向けて機運を高めようと、長崎市は27日、JR長崎駅(同市尾上町)の新幹線駅舎の現場見学会を開いた。新駅舎の一般公開は初めて。県内外の市民約千人が参加し、長崎らしさがちりばめられた駅舎の内部を見て回った。
 事前に応募した参加者は13組に分かれて時間差で駅舎に入り、改札口やホームなどを見学。通常は立ち入ることができないホーム真下の軌道階にも足を踏み入れ、レールを目線の高さで見ることができた。
 駅構内の壁はれんが調にあしらわれ、柱などには出島の建築物の特徴を取り入れた格子状のデザインも用いられた。新幹線駅としては国内最西端となるホームからは長崎港や県庁を望むことができる。参加者は案内人の説明を聞きながら写真を撮るなどしていた。