ダイアモンドプリンセスクルーズ(4/2~4/11)乗船記 和仁正文
ダイアモンドプリンセスは私が長船在職中に発生した火災を乗り越えて就航にこぎ着けた事もあり、ことのほか思い入れの強い客船です。
(火災が発生したダイアモンドプリンセスは修理により引き渡しが遅れる為に、サファイアプリンセスと名前を入れ替えたので、
現在就航中のダイアモンドプリンセスはサファイアプリンセスとなるはずだった客船。)
三年前のクルーズから横浜港に戻ってきた際に船内でコロナが発生した為、全世界のクルーズが中断されるに至ったものの、コロナ禍の
下火に伴いクルーズが再開され、長崎にも寄港するとの事であったのでこのクルーズに参加しました。
乗船客数はコロナ発生の三年前よりも1000人程少ない2362人で、
国籍順では①アメリカ:867人、②オーストラリア:610人、
➂カナダ:373人、④日本:255人(三年前の500人規模から半減)、
⑤スペイン:97人、その他にイギリス、インド、香港、アルゼンチン
などの国籍バラエティーに富んでいたので、日本発着クルーズにも
かかわらず、あたかも海外旅行に行った感がありました。
クルーズスケジュールは10日間で、
4/2:夕方横浜出港、 4/3:早朝清水寄港、
4/4:早朝大阪寄港、 4/5:早朝高知寄港、
4/6:早朝広島寄港、 4/7:終日航海、
4/8:早朝釜山寄港(天候不順で済州島から変更)、
4/9:早朝長崎寄港、 4/10:早朝長崎を離れ終日航海、
4/11:早朝横浜港へ戻る という日程でした。
【出航 ベイブリッジを背景に横浜港出港(4.2)】
それぞれの寄港地では入港から出港まで8~12時間の時間が取られていて、有料のOptionツアーもアレンジされていたのですが、
予め自分で行きたい所を決めて個人ツアーを楽しみました。
関門海峡を通過(4.7) 下船と巌流島の沖を通過(4.7)
4/9長崎寄港の際には、懐かしい市電や長崎バスを利用し、37年前に住んだ長与社宅や諏訪神社、長船所長社宅などを訪れました。
長与社宅は来年の2024年3月に部分閉鎖される由にて、すでに数棟が閉鎖されていました。
長崎新幹線開業に伴い長崎駅は工事中、売却された長船幸町工場跡地はサッカー場や商業施設の建設中でした。
また、長崎港出入りの際に目立っていた香焼のゴライアスクレーンも、大島造船所に売却されてしまったので、会社の良き
シンボルであった三菱マークも消されており、残念に思いました。
長崎市電は140円になっていましたが、海外から長崎来訪の多くの観光客が利用していました。
長崎港の客船ターミナルは整備されて客船観光に力を入れていると感じられました。
長崎の人口は減少傾向の様ですが、長崎や長船が元気を維持していて欲しいと思った旅でした。以上