皆様からのお便り 2

2)MHPS野球部 “天敵東芝”を破って西関東第一代表 ― 第90回都市対抗野球大会 ― 牧浦秀治 様     New!

 7月13日から東京ドームで第90回の都市対抗野球大会が始まる。西関東代表を決める戦いが横浜スタジアムで5月下旬から始まった。予選を勝ち抜いたMHPS、東芝、JX-ENEOSのリーグ戦で上位二チームが東京ドームへの出場権を得ることになる。

第90回都市対抗野球大会ポスター
第90回都市対抗野球大会ポスター

 5月27日は対東芝戦。相手のピッチャーは今年のドラフト候補の宮川哲。MHPSはエースの大野享輔(26歳 専修大)。4回表まで東芝の宮川の最速154km/hのストレートと鋭く落ちるカーブやフォークに苦しみ、2対0でリードを許す。その裏からMHPS打撃陣がボールを捉えだした。4回、5回と1点ずつ加えて同点に。7回裏の攻撃では一番バッタへの四球から相手のエラーを含む盗塁、犠打で一点追加し試合を2対3で逆転、勝利した。

東芝戦スコアボード

 5月28日はJX-ENEOS戦。都市対抗優勝11回、出場49回の名門チーム。だが2015年から東京ドームからは遠ざかっている。4年間出場なしの汚名払拭と50回目出場をかけての意気込みがプレーから伝わってくる。MHPSの投手は成長著しい浜屋将人(21歳 鹿児島樟南高校)。6回まで完全に相手の流れだった。0対4のビハインド。しかし7回表には相手の投手の疲れをきっちりと掴んで1点、 8回には3点追加して試合を4対4の振り出しに戻した。8回の裏に浜屋から代わった新人伊藤優輔(22歳 中央大)が1点取られるも、次の9回表に江越海地(25歳 長崎海星高校)の2ランホームランで勝ち越し勝利した。

JX-ENEOS戦スコアボード
西関東第一代表決定の瞬間(2019年05月28日 横浜スタジアム)

 2012年、和仁さんが原動機事業本部長時代に横浜スタジアムでの東芝戦に応援に来て頂いた。東芝には“絶対勝て”と指示されたが、負けた。
1999年(第70回大会)、冨永さんが長船所長時代に東芝と決勝戦を戦った。敗退し準優勝だった。
「出場40回・優勝7回の東芝」、「出場49回・優勝11回のJX-ENEOS」に勝利しての第一代表を獲得した今年のMHPS野球部(横浜市代表)。逆転・最少得点差での勝利は、基本に忠実に最後まで諦めずに競い合った結果だ。近年で一番強いチームだと思う。

 東芝は第二代表(川崎市代表)で出場する。お互いが順調に勝ち進むと7月25日(木)18時から決勝戦で対決することになる。江戸の仇は長崎で。今度は長崎の仇は江戸で討つ。令和元年の優勝に向けて。

 東京ドームでの第一戦は優勝候補のトヨタ自動車と7月16日(火)10時から。MHPSは一塁側です。

第一代表のMHPS野球部