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1) 三菱重工、三菱パワーの統合に向け契約を締結
三菱重工は7月30日、「三菱パワーが運営する事業と人員を、2021年10月1日をもって三菱重工へ承継し、事業統合するための吸収分割契約を締結した」ことを発表しました。

<三菱重工の発表内容>
◆ 10月1日に三菱重工に事業を統合、グループの総力を挙げてエナジートランジションを推進
◆ 海外向けには今後も「Mitsubishi Power」ブランドでのグローバル展開を継続

三菱重工業株式会社(取締役社長:泉澤 清次、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工)と三菱パワー株式会社(取締役社長:河相 健、本社:横浜市西区、以下、三菱パワー)は本年5月10日に公表のとおり、三菱パワーを三菱重工に統合することで合意しておりますが、このほど、三菱パワーが運営する事業と人員を、2021年10月1日をもって三菱重工へ承継し、事業統合するための吸収分割契約を締結しましたので、お知らせいたします。

1.吸収分割契約の概要
三菱重工の100%子会社である三菱パワーが展開する火力発電システムに関する設計、製造、販売、据付およびエンジニアリング等の事業および人員を、吸収分割契約により三菱重工に承継し、統合します。これにより、三菱重工グループの成長エンジンであるエナジートランジションを一層加速していきます。また、経営資源を一体化して効率化をはかり、グローバル市場の変化により柔軟に対応するための機動的な事業運営体制の構築をはかります。

2.三菱パワーの国内主要拠点の統合
現在の三菱パワーの国内工場のうち、同一地域に三菱重工の製造拠点がある高砂工場(兵庫県高砂市)、長崎工場(長崎県長崎市)は、事業統合後は、それぞれ三菱重工の高砂製作所、長崎造船所に組み入れます。現在の三菱パワーの日立工場(茨城県日立市)、呉工場(広島県呉市)は、事業統合後は、それぞれ三菱重工の日立工場、呉工場となります。

3.「Mitsubishi Power」ブランドの海外向け使用継続
三菱重工との統合後も、グローバルに浸透している「Mitsubishi Power」ブランドを海外市場向けに継続して使用します。また、三菱パワーは日本国内の法人として存続し、同社を重要市場の一つであるアジア・中東などにおける統括会社・契約窓口とします。

4.三菱パワー傘下のグループ会社名
今回の統合により、日本国内における三菱パワー傘下の一部のグループ会社は社名が変更となりますので、下記ののとおりお知らせします。海外グループ会社の社名に変更はありません。