皆様からのお便り2 「三菱重工マリンマシナリ近況報告」 松永 勝秀様
「三菱重工マリンマシナリ近況報告」 三菱重工マリンマシナリ㈱ 取締役社長 松永 勝秀
2024年4月1日に堀 前社長の後をうけ、三菱重工マリンマシナリの社長に就任いたしました松永です。
昨年10月に設立10周年を迎え、今年は次の10年に向け新たな一歩を踏み出す年に社長という重責を受け継ぐこと
となり、身が引き締まる思いでいっぱいです。
また、今年の6月には、長年当社を引っ張っていただいた、堀さん、久津さんが役員を退任され、新役員体制となり
ました。(添付写真をご覧ください。)
新体制の元、MME社員一丸となって、「良質な製品とサービスの提供を通じ、お客様に必要とされ、信頼される会社
であり続ける」をモットーに活動し、さらなる歩みをすすめてまいります。
「現在2024事業計画初年度の各種取組み」を進捗中ですので、近況報告をさせていただきます。
昨年2023年に24事計を策定しました。
「既存ビジネスの拡大・収益力強化」と「事業拡大に向けた次世代製品の開発」を両輪として、各種取組を推進中です。
「既存ビジネスの拡大・収益力強化」は、AS事業の更なる拡大と、新設案件の収益力回復に取組んでいます。
AS事業の更なる拡大は、足元で市場ニーズの強い省エネレトロフィット需要に対し、2024年4月から三菱造船と
省エネレトロフィット事業の協業を開始しました。
また、燃料転換レトロフィット案件が増加する見通しで、エンジンライセンサとの連携等により、商談対応を強化し ています。
新設案件の収益力回復は、過給機事業の韓国・中国市場におけるローカライズ拡大と、舶用機械事業の中国ライセンシ
支援強化を軸に活動をしています。
2024年10月24日にプレスリリースしました、‘中国の舶用機械製造大手にMET過給機の製造・販売ライセンスを供与’
は過給機のライセンスを通じた高品質な製品とサービスで、中国市場への浸透強化を目指すものです。
「事業拡大に向けた次世代製品の開発」は、21事計の「成長戦略」の延長線上で、代替燃料(アンモニア・水素等)の
登場に向けた市場・技術動向をモニタリングし、次世代製品の開発に繋げること、また繋ぎ燃料(LNG・メタノール等)に
対応する機器(ORC・酸化触媒装置等)の開発・市場投入を進めることを計画、活動を展開(継続)しています。
話は変わりますが、MMEの長崎工場は 2020年1月にMET過給機工場(及び部品倉庫)を幸町地区から飽の浦地区
へ移し、それと同時に、MET過給機の製造部門を移管受けしました。MMEの倉庫は、旧熱エネルギー製造部
ボイラ工作二課工場跡地に間借りしている状況ですが、今年度M棟跡地にMME倉庫(3500㎡)を建設中で、
2025年度に稼働予定です。長崎港の景色の一部分に当社MMEの倉庫が加わるのが楽しみです。
(添付写真をご覧ください。)
関連プレス記事のリンクを以下に添付しておりますので、長機会の皆様方にもご査覧頂ければ幸いです。