皆様からのお便り 『思い出の一枚』 西妻多喜男様

「明大、7大会ぶり優勝」「早大破り、14度目の日本一」
2026年1月11日開催のラグビー全国大学決勝戦。翌日の新聞スポーツ蘭はこのようなタイトルで始まっていました。

西妻さんが明治大学でラガーとして活躍されたのは1973年から76年の4年間、全て決勝戦まで進み、決勝戦の相手は全て早稲田でした。二年間続けて早稲田に敗れ、優勝から遠ざかっていた明治でした。1976年、西妻さん卒業の年、西妻さんが大学4年間の早明戦で初トライ、これで流れが明治になり二年ぶりに18対7で優勝しました。ちなみに対戦相手の早大には長機会会員の畠本裕士さんがいました。
思い出の一枚は西妻さん初トライの瞬間です。                       「牧浦記」
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     思い出の一枚                               西妻多喜男

1月11日国立競技場でラグビー大学選手権の決勝が行われました。これまで数々のドラマを生んできた伝統の早明戦となり、4万3千の観客が学生シーズン最後の激戦を堪能しました(高校サッカーの5万8千には及びませんが?)。
結果は明治大学の7年ぶりの優勝となりましたが、両校選手のこれまでの努力にエールを送りたいと思います。

両校とも朝6時からチーム練習、後は個々にウエート等の練習と、授業と練習の両立は想像以上に厳しい生活であったと思います。そのような日々の努力がファンを引き付けるのではないかと思いますし、社会人となっても必ずや役に立つと確信しています。。今回の明治の勝因は、Teambuildingに気付いたことであり、多くの時間を本音のコミュニケーションに費やすことにより、個々の「前へ」の能力が組織化されたことであると思います。

そんなことでと思われる方がいるかもしれませんが、誰にでもできる努力をいかに積み上げるかということが重要で、つい忘れがちなことだと思いますが、それを真摯に実行したことだと考えています。コンプライアンス、ガバナンス等など規制される要因は圧倒的に多くなった今、本音のコミュニケーションの場をどのようにして構築していくのか問われていると思います。

前置きが長くなりましたが、長機会より思い出の一枚につき寄稿の要請があり、今回の早明戦を観戦し、50年以上も前の早明戦決勝でのトライの写真を思い出し、寄稿することに致しました。

            第12回大学選手権決勝戦(1976年1月4日) 早明戦決勝戦で早明戦初トライの瞬間


私の学生時代は4年間の大学選手権の決勝が全て早明戦で1年・4年で優勝しましたが二勝二敗の五分五分の成績でした。
この4年間の早明戦で唯一トライが出来たのは4年生の決勝戦でしたので、私にとって大事な思い出の一枚となりました。

 現在の西妻氏(25年12月撮影)

高校から始めたラグビーにとりつかれ、仕送りもなく周りのOBの方々の支援に支えられ大
学ラグビーに飛び込みましたが、4年間の苦難の結果がこの一枚に凝縮されているように思
います。

会社生活50年の節目に、今回このような寄稿が出来たことを感謝したいと思います。   
                                         

                                                   
                                                          以上