皆様からのお便り 『長機会誕生の逸話』 新倉護郎様(故人)

長機会の古い資料を整理していたら2018年7月に亡くなった新倉護郎さんの「長機会結成の経緯」のメモが出てきました。「長機会はいつ誕生したのか」、三菱UFJに長機会の口座を申請に言った時に尋ねられました。口座開設にはネックになりませんでしたが、以降、「いつ誕生か」が気になっていました。長機会誕生の歴史を共有するため新倉護郎さんのメモを元にその経緯を纏めました。           「牧浦記」
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 長機会誕生の逸話
                                               新倉護郎様(故人)
                                                   纏め 牧浦秀治

1. 長機会誕生のきっかけ
 
長船から第一高周波工業に移籍になり、1990(平成2)年、30年ぶりに東京に戻った。翌1991年(平成3)年1月、長船で二工作部長、副所長だった臼井多七郎さんに八年ぶりにお会いした。

「君は鋳物場だったな。現在、一工作部のOBで東京にいるのは誰かね?」
「永石元男さん、執行昭雄さんなどがおられます。」
「懐かしいな。長崎出身の東京OB会を君、つくれよ。」
との会話からOB会設立の話が始まった。

執行さんに、臼井さんの意向を伝えたところ、「それはいいことだ」と賛成してくれた。執行さんは当時、横船協力会社の社長をしていて、親友の首藤さんが亡くなられたのを知らず、神船に出張した折、そのことを知らさされて葬儀に参列できなかったことを悔やんでおられた。「東京にOB会があったら」と思ったようだ。

松岡久光さんを誘って執行さん3名と具体的な内容をお話しするために臼井さんを再度訪ねた。
1) 長船造船部門は現場だけでなく管理・設計も入れた「東秋会」というOB会があった。
   機械部門も対象者を現場・管理・設計・長研機械部門支援者に広げる。
2) 会長は林静さん(第20代長船所長、昭和39年6月~昭和42年8月)にお願いする。

それを受けて3名で林静さん宅にお邪魔した。「それはいいことだ」と即会長を引き受けて頂いた。林さんは後輩である末永聰一郎さん(第22代長船所長、昭和44年5月~昭和47年11月。社長退任二か月後の1980(昭和60)年8月没、享年71歳)が生きていたら、彼にOB会を纏めて欲しかったようだ。

2.「長機会」結成に向けて

このようにして長船機械部門の関東地区OB会「長機会」は以下の体制で始まった。
  
 会長:林静 
  副会長 :津田鐡彌 住江剛 臼井多七郎
  事務局長:松岡久光
  事務局員:執行昭雄 新倉護郎

臼井さんは、「自分が表に出ると、会に入るのをやめる人がいるのでは」と副会長を当初、固辞された。いつまでも現役時代に捉われる事はないと申し上げて副会長を引き受けて頂いた。会の名前は「長崎の機械部門」だからと、松岡さんの提案の『長機会』に決定した。
臼井さんから長船の機械部門のOB会設立を提案されてから1年3月後の1992(平成4)年4月に東京学士会館で設立総会(第一回長機会総会)を60余名の出席者の下で開催した。この時の会員は約120名である。

3.「長機会」のその後

1992(平成4)年の長機会設立から今年2026(令和8)年で34年目、会員は135名である。現在の世話人代表(会長)・馬淵洋三郎さんは林静さんから数えて10代目となる。
設立初期の一時期とコロナ禍の2020(令和2)年と2021(令和3)年は総会を中止したが、それ以外は各時代の会長のリーダーシップにより毎年40名前後の出席者の下で総会を開催している。2025年で総会は30回目になった。

会員の主なコミュニケーションは総会とその後の懇親会であった。コミュニケーションの場を広げよう、日ごろのお互いの状況を語り合おうと、第8代会長である冨永明さんの音頭で2017(平成19)年1月からはホームページを始め、毎月発行し今月109号を発行した。

会員135名中、80歳以上が53名である。長機会が長寿会にもなっているのは嬉しいことだ。先輩を大切にし後輩が入りやすい長機会であることを意識しながらまずは創立50周年(2042年)に向けて世話人代表(会長)・世話人・事務局はひとつになっている。現在の長機会の運営メンバーは以下の通りである。
世話人代表:馬淵洋三郎 世話人:横田宏 菱田正志 伊藤一郎
 事務局長:牧浦秀治  事務局:梅田和子(在長崎) 川端豪 

                                           

 

                                                  以上