皆様からのお便り(冨永 明様)



長機会ホームページ3年間を振り返って
-故花田公行様(元長機会代表世話人)に捧ぐ-                    冨永 明   


はじめに

「長機会ホームページ3年間を振り返って」というタイトルのこの原稿を書き始めたばかりの12月1日、元長機会代表世話人花田公行様の訃報が
飛び込んできました。 花田さんは6年間という長きにわたり長機会の代表として、長機会が親しみやすい、参加しやすい会になる様、尽力され
ました。花田さんにはもっともっとご指導いただきたかったのですが残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。
 私が花田さんの後任として平成28年(2016)9月末の総会で代表世話人になった時、花田さんがこれまで大きく育てて来られた長機会を更に発展
させたいと思い、その一つとして長機会独自のホームページを作ることにしました。2018年1月に創刊し、月刊方式で毎月1日に発行してきました
が、それから丁度3年が経過しました。そこで一つの区切りとして立上げからの3年間を振り返ってみたいと思います。
花田さんはホームページに賛同され協力して頂きました。この3年間に花田さんから投稿頂いたページをここで纏めてご紹介します。
下記 ①、②、③のボタンをクリックしてご覧ください。


特に②の原稿については、このクレーンこそが自分の会社生活の原点であり、道標のようなものであった、是非書き残しておきたいと島崎一郎さん
(MHPS長崎工場副統括)初め一工作関係者協力のもと、今年の夏、病の床で書かれたもので、これが絶筆となりました。

最後に「長崎造船所150年史」に掲載された花田さん(第30代長船所長)の業績と一工作部関連の写真のスライドショーを添付します。
  







以下、少し長くなりますので暇な時にご覧ください。

§1.ホームページを作るきっかけ

長機会は大先輩が多く敷居が高いという声をよく耳にします。私自身も代表を引き受けたとき、長機会の平均年齢76歳より若い72歳でした。会員
総数約120人、年齢幅も50代後半から90代までと40歳の広がりがあります。
下のグラフは長機会の人口ヒストグラム(昨年9月末時点)です。年齢構成は提灯型で、総会参加者の割合は高年齢になるほど高い(お元気な証拠)
という結果が出ています。

 この仲間が何とか先輩も後輩も一体(one team)になり、昔の職場の垣根も肩書きもない交流の場がつくれないかと考えホームページを提案し
世話人の皆さんの賛同を得てスタートしました。ペーパーの雑誌を発行する訳ではないので、記事集め、編集、発行のすべてを私自身や世話人が
ボランティアとしてやれば、ほとんどお金はかからない。申し訳ないことながら原稿を準備頂く会員の皆様にも謝礼はおろか通信費等もお支払い
しないことにさせて頂きました。
ホームページを閲覧するにはメールを使っていることが条件になりますが、会員のうち約9割の方がメール使用者です。メールを使用していない方
から投稿頂いた場合には、掲載されたページのコピーをお送りするようにしています。



§2.どんなホームページにするか

 ホームページもいろいろな形のものがありますが先ず「読んで楽しいもの」(不愉快なものは掲載しない)そして長崎時代の仲間の集まりである
以上「長崎の思い出話や長崎の今の情報が掲載されていること」を必須条件してスタートしました。また定期的に内容を変えないと読んで貰えない
だろうと月刊にしました。
 ホームページを作るためには編集するためのソフトウェアとみんなが閲覧できるようにネット上に公開するサーバーと呼ばれるものが必要となり
ます。これらは無料のものもありますが長機会のホームページを作るには規模が小さ過ぎること、広告を載せることが条件となることなどから、
そういうしがらみのない、使い易く割安なソフトとサーバーを契約しました。
 ホームページの構成は次の通りです。
 (1)トップページ(表紙)ー その月の記事の目次
 (2)長崎のニュース ー 会社(長船、関連会社)、長崎の地元のホットニュース
 (3)事務局便り
 (4)会員の皆様からの投稿(お便り)
 (5)趣味・生き生きOBライフ ー 定年後の生き方
 (6)長船の歴史 これは主として長船の古い資料を拝借。 所歌も収録

発行を重ねる中で次のような改善を重ねてきました。
 1)ミュージアムというコーナーを設けて過去の記事をいつでも閲覧できるようにしたこと
   ■過去の月刊誌(バックナンバー)
   ■皆様からのお便り
   ■趣味の広場・生き生きOBライフ
   ■事務局便り・・・慶弔、総会報告・写真集等
   ■長船のヒストリー・・・長崎造船所の歴史、所歌、工場風景今昔等
 2)会員の皆様から投稿頂いた記事は個人別にページを分け、ご自分のホームページの様に活用できるようにしたこと
 3)バックナンバーの記事の概要をリストにしたこと

掲載する記事については設立の趣旨に沿って次のようなルールを適用しています
 1)誹謗中傷や不愉快な記事は掲載しない。
 2)三菱重工及び関連会社のニュースは公開されたものに限定する
 3)一般の記事は著作権に注意する
 4)会員個人並びに特定の組織の宣伝の場にしない
 5)広告は掲載しない
 6)個人のホームページやブログ等とリンクしない
 7)投稿はノルマではなく自発的な投稿が原則。

閲覧の実態を掴むため読者数をカウントするアクセスカウンターをつけました。


 
§3.公開実績 

 2017年1月に公開開始。月刊方式で毎月1日に発行し閲覧者数はほぼ順調に推移してきました。編集については冨永が責任者となり、まだ
バリバリの現役で忙しい川端豪さんには主として休日の時間を利用して手伝って貰いました。  

記念すべき創刊号のトップページ

こんな記事もありました。 御記憶ですか?
この3年間の記事を各分野よりいくつか拾ってみます。

■長崎Now!



■長船のヒストリー



■皆様からのお便り
   皆様から頂いたお便りは2019年12月までの3年間で52件に上ります。ここでは一覧表を添付します。



 ■趣味の広場    皆様からご披露頂いた25件の趣味を掲載しています。 



■生き生きOBライフ   ボランティア、新しいビジネス、生涯学習等
    皆様からご披露頂いた3件を掲載しています。



■思い出 (長船資料より)    3つを選んで紹介します。



昨年の11月25日にはホームページの表紙(トップページ)につけたアクセスカウンター(閲覧者数の累計を表示するもの)が1万人を超えました。下図参照ください。これは延べ1万人の方がこのホームページをご覧になったことになります。1日のうちに同じ人が何回ホームページを開いても
カウンターは1としかカウントしません。35ヶ月で1万人ですから毎月平均280名の方に閲覧頂いたことになります。ここまで継続できたのは皆様
から素晴らしい内容の原稿をお送り頂いたこと及び毎月熱心にご愛読頂いたお陰です。また皆様からは折に触れ掲載記事についてのコメントや
ホームページについて温かい励ましの言葉を頂きました。ここで改めて感謝申し上げます。






むすび - 今後のこと

私自身は昨年9月末の代表世話人退任とともにホームページ編集からも手を引くことにしました。後任として白羽の矢を立てた伊藤一郎さんに
快く引き受けて貰い感謝しています。また今まで私をサポートしてくれた川端豪さんも引き続き担当してくれます。基本的には当面は今までの
路線を踏襲することになると思いますが、今後(長機会の平均年齢より)若い人たちのアイディアで新しい取り組みが出て来るかもしれません。
私も読者の一人として期待しています。引き続きご支援を宜しくお願いします。

  



  👈 左が伊藤さん、右が川端さん